生活科学部 FD委員会
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ファカルティ・ディベロップメント(FD)という言葉を、私がはじめて目にしたのは、『大学の自己点検・評価の手引き』(大学基準協会、1992年)においてであった。そこでは「教員による教育方法の自己点検、向上のための努力を促進するための措置」と説明されている(p30)。

このようにFDの必要が取り上げられるようになったのは、大学における教育活動の遅れが、国際水準からも学生の実態からも、看過しがたいほどになったからだと言われている。確かに私たち大学教員の多くは、「大学は学生が自ら学ぶところ」という概念規定を、大学が大衆化した状況にふさわしくバージョンアップすることもせずに、旧来の行き方を後生大事に守ってきた。また大学教員に対する互いの評価の仕方も、研究活動のみを大きく扱い、教育活動については実質上、等閑視してきた。

ところでFDと言うと、「学生による授業評価」がすぐに思い浮かぶほど、この方法が大きくクローズアップされてきた。しかし、この方法があるとするならば、それは「最後の手段」に願いたい。この方法では、皮相的な授業改善はあるかもしれないが、本当の意味での教育改善にはつながらないと思えてならない。大切なのは、私たち学部教員が学生教育というものを正面から見据えて議論し、組織的に改善してゆくことであろう。

そうした意味で学部FD委員会が発足したことは、本学部にとっての新たなエポックの幕開けであろう。そしてそれにふさわしく、第1期の平成12年度の委員会は、村上委員長を先頭に、全委員が大変精力的に活動された。FDに関するアンケート活動、その結果のまとめと公表は、今後への貴重な基盤となった。学部ホームページにリンクするFDホームページの設計もなされた。そこには、学生の声が反映されることが計画されている。そして「歴史的な(堀部委員)」第 1回フォーラムが開催された。

本報告書は、そうした活動のまとめである。

これをまた手がかりに、本学部の教育改善の方向性が、より明確になってゆくことを期待したい。FDは「授業方法改善」にとどまらず「教育改善」でなければならないと思う。授業の場を中心に考えるが、それにとどまらず、学生生活の時空間全体の改善に、大学・学部が眼差しを配りつづけることが大切であろう。FD委員会の活動は、そこまでの奥行きを持ったものであろう。全教員で、この委員会を育てていきたいものである。

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